子どもが「夢中で遊ぶ」ということ。
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昨日の記事には、
幼児期の子どもは
何よりも「まずは遊び」が重要だというお話をさせて頂きました。
こんなこと学ばせたい
こんな風になってほしい
そんな親御さんの気持ちもわかります。
でも、そんなときは、
この子はしっかり遊べているかな、
本当に楽しんで遊べているかな、と
ぜひ子どもの心を感じてあげてください。
大人の教える「学び」は、その後で。
では、
本題の「遊び」についてですが。
子どもが夢中で遊ぶとはどんな姿なのだろうと、
漠然と感じる方も、もしかするといるのではないでしょうか。
一番簡単な答えは・・・、
子ども自身が遊んでいる間に、何回あなたを呼びに来ましたか?
ということに注目してみることです。
もちろん子どもですから、
何かが必要になったり、自分の頑張りを見ててほしい時などは、
にこっと微笑んで「ママ~!」とか「パパ~!」とか、
大人を呼ぶことはあります。これもとても大切なことです。
でもそれ以外に、
あなたを不必要に呼ぶことがなく、
数十分もの間、黙々と嬉しそうな顔で遊ぶ姿があれば、
それこそが「夢中で遊ぶ」という、充実したその子の時間です。
その姿をしっかり見守ってあげてください。
遊んでいるからいいやと、
大人同士の話にだけ夢中になったり、
別のことに大人自身が夢中になるのでなく、
子どものその様子を、しっかり受け止めてあげることが大切です。
なぜなら子どもは、
自分がきちんと大人に見守られているか、
感心をもたれているか、という
大人の愛情深い眼差しを土台にして、
安心した気持ちの中で、自分のやりたい遊びを展開していけるのです。
それは、大人から離れた場所に冒険に行くときも同じです。
同じ場に大人の実際の姿がないとしても、
少し離れたところにいるとしても、
子どもの心の中に前述したような安心感があれば、
子どもはどんな冒険にだって出かけることができるのです。
「おかえり」「楽しかった?」と笑顔で迎えてくれる大人の元に、
夢中で遊んだ後に帰ってくるのです。
子どもが夢中で遊ぶ。
それは、大人の心で自分が見守られていると自信の根っこの上に、
何の心配もなく、
自分でやりたいことを探し、そして見つけ、
黙々とその遊びが、子ども自身の手で展開されていく姿です。
そのことを踏まえて、
では具体的に、
子どもが夢中になれる遊びってどんなものだろうということを、
また次回にお話させて頂けたらと思います。
最後までお読み頂いてありがとうございました。 Como