子ども研究者Como     子どもたちのダイアリー

保育歴20年・母歴15年の子育て応援ブログです。

子どもが「夢中で遊ぶ」ということ。

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昨日の記事には、

幼児期の子どもは

何よりも「まずは遊び」が重要だというお話をさせて頂きました。

 

こんなこと学ばせたい

こんな風になってほしい

そんな親御さんの気持ちもわかります。

 

でも、そんなときは、

この子はしっかり遊べているかな、

本当に楽しんで遊べているかな、と

ぜひ子どもの心を感じてあげてください。

 

大人の教える「学び」は、その後で。

 

では、

本題の「遊び」についてですが。

子どもが夢中で遊ぶとはどんな姿なのだろうと、

漠然と感じる方も、もしかするといるのではないでしょうか。

 

一番簡単な答えは・・・、

子ども自身が遊んでいる間に、何回あなたを呼びに来ましたか?

ということに注目してみることです。

 

もちろん子どもですから、

何かが必要になったり、自分の頑張りを見ててほしい時などは、

にこっと微笑んで「ママ~!」とか「パパ~!」とか、

大人を呼ぶことはあります。これもとても大切なことです。

 

でもそれ以外に、

あなたを不必要に呼ぶことがなく、

数十分もの間、黙々と嬉しそうな顔で遊ぶ姿があれば、

それこそが「夢中で遊ぶ」という、充実したその子の時間です。

その姿をしっかり見守ってあげてください。

 

遊んでいるからいいやと、

大人同士の話にだけ夢中になったり、

別のことに大人自身が夢中になるのでなく、

子どものその様子を、しっかり受け止めてあげることが大切です。

 

なぜなら子どもは、

自分がきちんと大人に見守られているか、

感心をもたれているか、という

大人の愛情深い眼差しを土台にして、

安心した気持ちの中で、自分のやりたい遊びを展開していけるのです。

 

それは、大人から離れた場所に冒険に行くときも同じです。

同じ場に大人の実際の姿がないとしても、

少し離れたところにいるとしても、

子どもの心の中に前述したような安心感があれば、

子どもはどんな冒険にだって出かけることができるのです。

「おかえり」「楽しかった?」と笑顔で迎えてくれる大人の元に、

夢中で遊んだ後に帰ってくるのです。

 

子どもが夢中で遊ぶ。

それは、大人の心で自分が見守られていると自信の根っこの上に、

何の心配もなく、

自分でやりたいことを探し、そして見つけ、

黙々とその遊びが、子ども自身の手で展開されていく姿です。

 

そのことを踏まえて、

では具体的に、

子どもが夢中になれる遊びってどんなものだろうということを、

また次回にお話させて頂けたらと思います。

 

最後までお読み頂いてありがとうございました。            Como