子ども研究者Como     子どもたちのダイアリー

保育歴20年・母歴15年の子育て応援ブログです。

「色水実験」レベルアップ!

色水実験のパート2です。

前回は2歳児くらいの子どもを対象に

手首の活動も含み、

大きなスプーンや大きな氷の作れる製氷皿を使いました。

 

今回は少しレベルをあげて

幼児期(3歳児~4歳に向かっていく時期くらいの子~)の子どもに

色彩感覚をもっと味わえる活動としてご紹介します。

 

今回使う道具はこちら。

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色水とカップ、トレイはパート1と同じです。

トレイの必要性は前回お話した通りです。

パート1と異なるのは、製氷皿とスポイトのご用意。

こちらも100円ショップなどに売っているもので大丈夫です。

小さな氷がたくさん作れる製氷皿と

スポイトは理科の実験用でも習字用でもOKです。

ただし年齢によって

使いわけることが良いでしょう。  

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親指の使い方がまだ不慣れな子は
このような親指と人差し指でつまむ丸いタイプがおすすめです。   

  f:id:senderComo:20201103212738j:plain 親指でノックがうまくできれば、このタイプでもOKです。
いずれも、まずは小さなものから用意してみてください。

 

色水の濃度などは、パート1と同様です。

色水作りが意図通りの混色になるように、

濃度にはお気をつけくださいね。

  ※とても大切なポイントです。
   詳しくは「3つの色で色水実験」の記事をご覧ください。

 

さあ!準備ができました。

パート1の時と同じく、あとは子どもの思いのまま。

「こんな色になった!」と夢中になる子どもの様子とともに

何色に見えるかな?と一緒に楽しんでみてください。

f:id:senderComo:20201103213456j:plain 『ここはこの色にしよ~っと』

f:id:senderComo:20201103213617j:plain 『あ、だんだん色が混ざってきたよ』

f:id:senderComo:20201103213722j:plain 『ありゃ、赤がちらばっちゃった!』 

f:id:senderComo:20201103214050j:plain 『なんだかキャンディみたい💛』

これだけのマス目があるので、

かなり根気のいる作業になります。

黙々と集中して自分だけの色を楽しんだり、

お友達や大人と一緒に色作りを楽しんだりと

達成の仕方もその子どもによって様々です。

 

そして何より大きなマス目と違い、

多彩な混色を作ることができるますね。

 

出来上がった色を見て…

f:id:senderComo:20201103214643j:plain 『これは、〇〇のいろみたいだね』

メロンの色、イチゴの色、みかんの色、レモンの色…

綺麗な青、ピンクと赤、ブドウより薄い紫、茶色、お茶の色…

子どもからたくさんの表現が生まれました。

水だけ持ってきてもいい?と自分から聞いて、

「青」を薄めて水色

「赤」を薄めてピンクなど

作りたい色をどうしたら作れるか…なんて考えたりもします。

 

スポイトの使い方と

細かいマスをうめる根気が備われば

どんな年齢でも楽しめる色水実験です。

 

子どもの世界観で

グチャグチャを楽しむ混色の世界ももちろん大切な時期ですが、

それを経て

こんなに繊細な色のあそびが繰り広げられるのです。

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。         Como



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