「色水実験」レベルアップ!
色水実験のパート2です。
前回は2歳児くらいの子どもを対象に
手首の活動も含み、
大きなスプーンや大きな氷の作れる製氷皿を使いました。
今回は少しレベルをあげて
幼児期(3歳児~4歳に向かっていく時期くらいの子~)の子どもに
色彩感覚をもっと味わえる活動としてご紹介します。
今回使う道具はこちら。
色水とカップ、トレイはパート1と同じです。
トレイの必要性は前回お話した通りです。
パート1と異なるのは、製氷皿とスポイトのご用意。
こちらも100円ショップなどに売っているもので大丈夫です。
小さな氷がたくさん作れる製氷皿と
スポイトは理科の実験用でも習字用でもOKです。
ただし年齢によって
使いわけることが良いでしょう。
親指の使い方がまだ不慣れな子は
このような親指と人差し指でつまむ丸いタイプがおすすめです。
親指でノックがうまくできれば、このタイプでもOKです。
いずれも、まずは小さなものから用意してみてください。
色水の濃度などは、パート1と同様です。
色水作りが意図通りの混色になるように、
濃度にはお気をつけくださいね。
※とても大切なポイントです。
詳しくは「3つの色で色水実験」の記事をご覧ください。
さあ!準備ができました。
パート1の時と同じく、あとは子どもの思いのまま。
「こんな色になった!」と夢中になる子どもの様子とともに
何色に見えるかな?と一緒に楽しんでみてください。
『ここはこの色にしよ~っと』
『あ、だんだん色が混ざってきたよ』
『ありゃ、赤がちらばっちゃった!』
『なんだかキャンディみたい💛』
これだけのマス目があるので、
かなり根気のいる作業になります。
黙々と集中して自分だけの色を楽しんだり、
お友達や大人と一緒に色作りを楽しんだりと
達成の仕方もその子どもによって様々です。
そして何より大きなマス目と違い、
多彩な混色を作ることができるますね。
出来上がった色を見て…
『これは、〇〇のいろみたいだね』
メロンの色、イチゴの色、みかんの色、レモンの色…
綺麗な青、ピンクと赤、ブドウより薄い紫、茶色、お茶の色…
子どもからたくさんの表現が生まれました。
水だけ持ってきてもいい?と自分から聞いて、
「青」を薄めて水色
「赤」を薄めてピンクなど
作りたい色をどうしたら作れるか…なんて考えたりもします。
スポイトの使い方と
細かいマスをうめる根気が備われば
どんな年齢でも楽しめる色水実験です。
子どもの世界観で
グチャグチャを楽しむ混色の世界ももちろん大切な時期ですが、
それを経て
こんなに繊細な色のあそびが繰り広げられるのです。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。 Como
色水を作る食紅はこちらがおすすめです。
スポイトも色々なもので試してみると、指の活動につながります。