子ども研究者Como     子どもたちのダイアリー

保育歴20年・母歴15年の子育て応援ブログです。

大切な指先、大切な手のひら

「小麦粉粘土」を例にとって、

気持ちの良い感覚あそびをご紹介しましたが、

小さな子どもにとって、指先や手のひらの感覚に

たくさん刺激を受けながら遊ぶということは、

とても大切なことです。

 

小さい赤ちゃんが、

自分の口の中に手を入れている行為も

自然のうちに一生懸命その感覚に刺激を入れて、

何かを感じ取ろうとしているのです。

 

その感じたいという欲求は、

乳児期を経て幼児期になっても続きます。

まだおぼつかない指や手のひらで

子どもたちは、自分自身の感覚や外界の刺激を

たくさんたくさん感じて、

感じ取りたいという欲求や心の安定を満たして、

そして次のステップに進んでいくのです。

 

口の中に指を入れている子…

何かを触っていたい子…

握っていたい子、握られるのが好きな子…

 

みんな「そんな時期」なのです。

何かの刺激を感じていたい「時期」

指先や手のひらから安心を入れていたい「時期」なのです。

 

ですから

いつまでも指しゃぶりが直らない

大きくなったのに眠るときに握るものが取れない

なんて思う親御さんもいるかもしれませんね。

 

そんなときは、

まだその刺激が必要な「時期」だと思ってあげてください。

無理にとったり直したりせず

その子の心に寄り添ってあげてください。

 

別の刺激や安心感で、

自然とその「時期」が終わっていくかもしれません。

 

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別の刺激って何だろう…

安心感てどんな風にしたらよいのだろう…

 

ご紹介した「小麦粉粘土」ももちろんですが、

小さな赤ちゃんには

指先を使ったりスキンシップをしながらの「わらべうた」

などもとても良い方法かと思います。

小麦粉粘土以外の感覚、感触あそびとともに

「わらべうた」のご紹介も、またいつかしていきますね。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。        Como